風の祭事記 風の旅人祭り訪問記
風の祭事記#14

中山のおひなまつり

日蓮宗大本山の法華経寺へ続く中山参道商店街では小規模ながらひな祭りが行われ、季節感を感じる散策を行うことができます。

・開催場所 :中山参道商店会、清華園など(千葉県市川市)
・開催日時 :2019年2月15日(金)~3月3日(日)
・行事内容 :雛めぐり
・備考 :2012年訪問

*過去の訪問記録です。開催日、場所、内容など変更されている場合があります。

広告

* 中山のおひなまつりの訪問記 *

・中山のおひなまつりの概要

法華経寺の山門の写真
法華経寺の山門

日蓮宗の大本山で、広大な敷地を擁しています。

千葉県市川市の中山といえば、中山競馬場。そして有馬記念!と若かりし頃の私なら即答したのですが、近年の私的には中山といえば日蓮宗大本山の法華経寺となります。

法華経寺といえば11月1日から2月10日まで行われる寒百日大荒行というきつい荒行の修行が有名です。この荒行は荒行堂にこもり、一日7回の水行を行い、睡眠は3時間、食事はお粥、そしてひたすらお経を読み続けるといったもののようです。

話を聞くと、最初の内はまだ少し暖かい時期なのですが、後半の1月、2月ともなると早朝は気温よりも水温の方が温かく、水から立ち上る湯気を見るとやるせなくなるとか言っていました。修行が明けると都内などの寺で水行を行います。幾つかそういった水行を見て、いつかは法華経寺を訪れたいと思っていたところ、ちょうど船橋まで行く用事があったので、そのついでに立ち寄ってみると、参道でひな祭りを行っていました。

中山のおひなまつりのパンフレット
中山のおひなまつりのパンフレット

小野川沿いに伝統的な商家が建ち並んでいます。

京成中山駅から法華経寺まで中山参道商店会が続いています。「中山のおひなまつり」はこの参道商店会を中心に2月中旬からひな祭りの日あたりまで行われます。主催は中山参道商店会と参道の途中にある清華園を管理する市川市文化振興財団で、「であい・ふれあい・めぐりあい」を合言葉に平成23年から始まったひな祭りです。

施設や店舗にお雛様が飾られる雛巡りを中心としたひな祭りで、メイン会場の清華園を中心に地域の商店会、町会、そして法華経寺、奥之院など約70カ所に「七段飾り」や「つるしびな」、「創作人形」などが展示されます。

期間中の土日には、スタンプラリーに、おひなまつりコンサートや紙芝居などのイベントが行われ、中学生によるお呈茶(100円)、甘酒やおしるこの無料配布なども行われます。

以前は中山おひな様めぐりミステリーツアーという面白い企画もあり、なんでも普段入れない場所に入れるとか入れないとかミステリアスなツアーが行われていましたが、現在では行われていないようです。

・行事の様子

中山のおひなまつり 清華園のお雛様の写真
清華園のお雛様

メイン会場で多くの人形が飾られています。

中山のおひなまつり 清華園の創作ひな人形の写真
清華園の創作ひな人形

小さいながら凝った人形が多かったです。

「中山のおひな祭り」では約70カ所にお雛様が展示されます。私が訪れた2012年は第二回目とあって20カ所程度でしたが、今ではどんどんと規模が大きくなっているようです。

メイン会場となっている清華園は、石井家から寄贈された日本家屋や敷地を整備し、ふれあい広場「清華園」として公開されている施設です。石井家は江戸時代の中頃からこの地に住み、近代に入って文房具店と「清華堂」と名付けた書店を営んでいたことから清華園と名がついたようです。

ここでは7段飾りが三つ並び、創作人形やつるし飾りも飾られます。つるし飾りは商店会の女性の方々が一年かけて作った自慢のものとなるようです。そして展示してある創作ひな人形を作ったのが先生になるようです。この創作人形は小さいながらとても凝ったものが多く、魂がこもった人形といった感じで印象に残っています。

中山のおひなまつり 空き店舗を利用した展示の写真
空き店舗を利用した展示

空き店舗の有効活用ってやつですね。

中山のおひなまつり 法華経寺の展示の写真
法華経寺の展示

有名なお寺なのでこの機会に。現在では展示が増えています。

メイン会場の清華園以外では商店会にある空き店舗や法華経寺などで大掛かりに展示が行われています。

参道の途中にある空き店舗では丸っこい顔の京雛が展示されていたり、ショウケースに入るような小さなひな人形があったりと小さいスペースですがこぎれいな感じで展示されていました。どうしても商店街の規模が小さく、こういった空き店舗を利用してもこの程度の展示がやっとのようでした。

法華経寺の展示は建物自体が大きいので、7段雛飾りも存在感が薄く、とても小さく見えてしまうといった感じでした。最近の写真を見ると結構大掛かりに展示をされているようです。

それ以外は店先や店の中にアクセント的にちょこっと飾ってある程度です。訪れる方としてはわざわざ入ろうか、気まずいからやめようかと微妙なところです。なにより普通の商店街っぽいので、普通のクリーニング屋にお雛様を見せてくださいとなかなか気楽に入りにくい、いや入るよりも出にくいものです。話を聞くと、気にしていないので気楽に入ってくださいと言われました。ひな祭りの時期なので商店街にお雛様を飾ることで季節感を出して参拝客をもてなそうといった趣旨のひな祭りとなるのでしょうか。

・感想など

中山のおひなまつり 清華園の吊し雛とお雛様の写真
清華園の吊し雛とお雛様

商店会の人が一年かけて造ったものです。
全体的に手作り感の強いひな祭りでした。

訪れたのは二回目の開催時でした。規模も小さく、自分たちの背丈にあったというか、小さいながらも一生懸命さが伝わるひな祭りといった印象を持ちました。本当は取手のようにやりたいのよとおっしゃっていたのが印象に残っています。

ここには目的地となる日蓮宗の大本山法華経寺があるのが強みです。それに法華経寺あっての中山参道商店会。お雛様を見ながら商店街や参道を進み、荒行を行う法華経寺とはどんなお寺だろうと期待に胸を膨らませながら目指していくと楽しい雛めぐりになるでしょう。

ー 風の旅人 ー (2012年訪問)

*** この項目の情景素写 ***

  • <未設置>

行事の様子を写真で紹介しているページです。

広告

* 情報、アクセス等 *

・中山のおひなまつりの概要

・開催日時2019年2月15日(金)~3月3日(日) (例年2月中旬~3月3日)
・開催場所中山文化村中山清華園(市川市中山4-14-1)、法華経寺など
・行事内容ひな巡りなど
・スケジュール10時~16時
・アクセス等JR下総中山駅、京成中山駅から徒歩圏内
・備考公式サイトでパンフレットなどの案内がダウンロードができます。
・関連サイト

*年によって、或いは当日の天候などの諸事情によって開催日時や場所、イベント内容が異なる場合があります。
訪れる際には最新の情報を入手されることをお勧めします。

* 地図 *

広告

広告

広告

<風の祭事記#14 中山のおひなまつり 2019年2月更新>