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風の祭事記

風の祭事記 ~祭り、イベント訪問記~

小山 花桶かつぎ

小山市寒川地区では初天神の夜、7歳の着飾った女児が五色の紙の造花で飾られた花桶を担ぎ、胸形神社へ練り歩きます。

・場所 : 小山市寒川地区(龍樹寺から胸形神社)
・開催日時 : 1月第4土曜日
・スケジュール : 17時から龍樹寺で祭礼
・備考 : 小山市指定無形民俗文化財
*開催場所、日時、内容等は年によって異なる場合があります。

*** 小山 花桶かつぎの写真 ***

小山 花桶かつぎの写真
神事

午後5時から龍樹寺境内で行われます。

小山 花桶かつぎの写真
花桶

五色の紙の造花で飾られています。

小山 花桶かつぎの写真
出発前の記念撮影

お母さんも華やかです。

小山 花桶かつぎの写真
花桶をかつぐ様子

子供にはちょっと大きいです。

小山 花桶かつぎの写真
お稚児さんと神輿

お稚児さんの後を神輿が進みます。

小山 花桶かつぎの写真
最初の休憩所

もうあたりは真っ暗です。

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* 小山 花桶かつぎについて *

栃木県小山市の寒川地区では古くから「花桶かつぎ」という小さな行事が行われています。簡単に言うなら天神様の稚児行列の一種となるのでしょうか。この行事は天満宮の祭礼で、元々は初天神の25日に行われていたそうですが、今では毎年1月の第4土曜日に行われています。

聞くところによると100年以上続く伝統行事で、昔は2日間かけて行われるほど大掛かりな行事だったようです。そういった経緯などを踏まえて小山市指定の無形民俗文化財にも指定されています。

この祭事の主役はこの地区に住む数え年で7歳の女の子となるのですが、近年では子どもが少なくなり、またこういう行事に参加する人も少なくなったので、隣の地区などに協力を求め、なんとか続けているそうです。その彼女たちは美しく晴れ着で着飾り、花桶を担ぎ、神輿を先導して村内を練り歩きながら胸形神社を目指します。

花桶は天神様の象徴である梅のマークが描かれ、5色の紙の造花で装飾されたものです。結構大きい・・・というか、大人の感覚では小さいのですが、それ以上に女の子達が小さいので、まるで桶が歩いている感じるかもしれません。一応母親が付き添い、父親か祖父などが提灯で足下を照らして進み、その後ろから御神輿が続くといった感じの行列なのですが、近年では人手不足などから最初だけ行進して後の大半は人も神輿も車での移動といった形態を取っています。

そして村内の幾つかの休憩所で歓待を受け、最終的に胸形神社へ向かいます。道中では村内の人などから祝福を受け、その様子を見ていると参加した子は幸せになりそうだなと心から思えるような和やかな雰囲気でした。一応この祭りには五穀豊穣、家内安全と共に子供たちの健やかな成長と学業成就の祈りが込められています。

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<風の祭事記 小山 花桶かつぎ 2010年2月初稿 - 2016年2月改訂>