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江戸崎の雛まつりのポスター

風の祭事記 ~祭り、イベント訪問記~

江戸崎の雛まつり

霞ケ浦の水運と醤油醸造業で栄えた江戸崎では今なお古い建物が多く残り、そういった町並みを利用してひな巡りが行われています。

・場所 : えどさき笑遊館(稲敷市江戸崎2711)、江戸崎商店街、大日苑など
・開催日時 : 2月上旬から3月3日
・スケジュール : 展示時間は施設、店舗の営業時間内
・イベント内容 : 雛めぐり
・備考 : ーーー
*開催場所、日時、内容等は年によって異なる場合があります。

*** 江戸崎の雛まつりの写真 ***

江戸崎の雛まつりの写真
笑遊館の展示

メイン会場なので展示も凝っていました。

江戸崎の雛まつりの写真
同じくかぐや姫の展示

ここにはかぐや姫が沢山いました・・・。

江戸崎の雛まつりの写真
川口邸の階段飾り

空間を上手く利用した素晴らしい展示でした。

江戸崎の雛まつりの写真
かぐや姫の展示

江戸崎ではかぐや姫が多かったです。

江戸崎の雛まつりの写真
和楽倶楽部の展示

手作り人形が沢山展示してありました。

江戸崎の雛まつりの写真
狐の嫁入りの展示

この辺りは両脇に玉石垣があります。

江戸崎の雛まつりの写真
タクシー会社の展示

なかなか味のある建物です。

江戸崎の雛まつりの写真
昭和の雰囲気での展示

昭和家電の中に飾られていました。

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* 江戸崎の雛まつりについて *

土浦の南東、霞ヶ浦の南側に江戸崎の町があります。以前は江戸崎町として存在していたのですが、平成17年(2005年)に新利根町、東町、桜川村と合併して稲敷市となり、江戸崎町は消滅してしまいました。

江戸崎は18世紀半ば以降に、霞ケ浦沿岸の水運と周辺の小麦と大豆を原料に醤油醸造業で栄えた町です。町には近江商人による問屋や小売店が並び、この地域の中心として各種機関や銀行の支店が置かれました。今でも稲敷市役所が置かれています。ちょっと気になるのが江戸崎の名前。なぜに江戸の名が入っているのか。これは諸説あり、由来についてはっきりしていないようですが、特に江戸時代や江戸の町には関係ないようです。

その江戸崎では毎年2月上旬から3月3日まで「えどさき笑遊館」をメイン会場に「江戸崎の雛まつり」が開催されます。平成20年から始まった雛巡りを中心としたひな祭りで、現在では江戸崎商店街を中心に80店舗ほどの店や公共施設などで雛人形やつるし雛が飾られています。ひな人形自体は特に古いものとかが揃っているわけではなく、昭和のものが中心となっていて、吊し雛や創作人形も多く見られます。規模は大きくないものの、江戸崎は醤油醸造業で栄えた町なのでまちなか地区には古い商家などが幾つか現存していて、ひな人形と共に町の散策も楽しめるようになっています。

メイン会場の笑遊館は昭和初期に建てられた老舗旅館を江戸崎商店街の情報ステーションや様々なイベントの拠点として改造したものです。変った名前ですが、「醤油の産地としての江戸崎」をしのんで、笑遊館(しょうゆうかん)と名付けられたとか。ここにはひな人形や商工会の力作「つるし雛」「創作人形」が展示してあり、老舗旅館の風情と相成っていい雰囲気です。とりわけかぐや姫を題材にした人形などはなかなか面白味と暖かみがあり印象に残っています。この他、お勧めと紹介されたのが、川口邸や人見家具・美容室。ここには階段を利用したお雛様や和楽倶楽部による多くの吊し雛や雛飾りが展示してあり、なかなか見応えがありました。

ひな祭り自体で特に大きなイベントは行っていなく、80もの参加店舗があるものの全体的には小規模なイベントといった感じです。訪れる観光客もまばらな感じで、古い町並みというよりも昭和風情が漂うノスタルジックな商店街の散策と雛巡りいった感じになります。パンフレットに「出会いほのぼの」江戸崎の雛まつりと書かれていましたが、まさにほのぼのとした感じのひな祭りだと思いました。でももう少し全体的に元気があればなといったところでしょうか。

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<風の祭事記 江戸崎の雛まつり 2014年2月初稿 - 2016年2月改訂>