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那珂のひなまつりのポスター

風の祭事記 ~祭り、イベント訪問記~

那珂のひなまつり

水戸市のすぐ北にある那珂市では江戸時代末期に建てられた曲がり屋を中心につるし雛を展示したひな祭りが行われています。

・場所 : 曲がり屋(那珂市菅谷4520-1)、歴史民俗資料館(戸崎428-2)、中央公民館(福田1819)など
・開催日時 : 2月~3月上旬
・スケジュール : 展示時間は施設、店舗の営業時間内
・イベント内容 : つるしびな展示・雛人形展、つるしびなまつり(1日のみ)
・備考 : つるしびなまつりの日は賑やかです。
*開催場所、日時、内容等は年によって異なる場合があります。

*** 那珂のひなまつりの写真 ***

那珂のひなまつりの写真
曲がり屋

直角に曲がった旧日本家屋です。

那珂のひなまつりの写真
琴と尺八の演奏

つるしびなまつりの日の演奏です。

那珂のひなまつりの写真
曲がり屋の雛飾り

つるし雛が中心です。

那珂のひなまつりの写真
吊し雛の数々

震災の翌年だったので絆の文字が飾られていました。

那珂のひなまつりの写真
歴史民族資料館内での展示1

広いスペースに飾られています。

那珂のひなまつりの写真
歴史民族資料館内での展示2

段雛も多く置かれていました。

那珂のひなまつりの写真
古い雛人形

江戸時代のものも飾られています。

那珂のひなまつりの写真
古く味のある人形たち

修復の跡が目立つものもありました。

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* 那珂のひなまつりについて *

水戸市のすぐ北に那珂(なか)市があります。那珂市は比較的新しい町で、平成17年に旧那珂町と旧瓜連町が合併して誕生しました。変わった名前ですが、これは市内を流れる那珂川に由来するようです。始めて知ったのですが、この那珂川は那須岳山麓を源流とする関東随一の清流であり、また関東地方第3の大河でもあるようです。このように清流として知られる那珂川と同じ名前を持った新しい町である那珂市でも、近年茨城あたりで地域活性化のイベントとして流行しているひな祭りを行っています。

那珂市のひな祭りは「那珂のひなまつり」と名付けられて、2月上旬から3月上旬まで行われています。中心となっているのは女性ネットワークなか、雛のつるし飾り実行委員会といった団体で、市内にある施設の6会場に吊し雛を中心にお雛様を展示しています。約千連、7千個の飾り物を展示しているというから結構な数です。

会場の中心は那珂市歴史民族資料館と那珂市役所前にある一の関ため池親水公園内の「曲がり屋」です。曲がり屋は江戸時代末期に那珂市戸崎地内に建てられた茅葺の民家で、ここに移築されてきたものです。古民家の中に飾られたお雛様は風情があり、なかなかいいものです。この一の関ため池親水公園ではひな祭りに近い週末に「雛のつるし飾りまつり」が行われます。公園内に幾つかの出店が出て、七運汁、焼きそば、おこわ、おしるこ、地場野菜、手作り小物などが販売され、曲がり屋内では琴と尺八の演奏が行われ、多くの人で賑わいます。

曲がり屋以外では目の前の市役所やその隣の中央公民館にもお雛様が展示されています。私は行きそびれてしまったのですが、写真を見る限りではなかなかきれいに飾られているし、期間中は土日も開いているようなので曲がり屋を訪れた時に一緒に訪れてみるといいかと思います。後は総合センターらぽーる(古徳)や静ヒルズカントリークラブ(常陸太田市)にも飾られているようです。

そしてもう一つのメイン会場である那珂市歴史民族資料館ですが、ここには市民から寄贈されたお雛様を中心に展示されています。古いもので江戸時代後期のもの、変わったものでは宮殿の中に親王が飾られる御殿飾りのものが展示されています。

ただ、ここのひな人形は震災の影響をまともに受けてしまい、損傷の跡が目立つ状態です。係の人の話ではほとんど全てのお雛様が床に落ちてしまい、もうひっちゃかめっちゃかだったとか。その為どれがどの部品なのか、どれが取れてしまった手足に当てはまるのか、修復するのに大変だったとのことです。ひな祭りの期間が3月3日以降も続いていたのが仇となってしまったようですね。

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<風の祭事記 那珂のひなまつり 2012年3月初稿 - 2016年2月改訂>