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真壁のひなまつりのポスター

風の祭事記 ~祭り、イベント訪問記~

真壁のひなまつり

真壁では104棟の登録文化財が町並みに残り蔵の町として知られています。そういった独特の町並みを利用したひな祭りが行われ、今ではすっかり関東では有名なイベントとなりました。

・場所 : 桜川市真壁町市街地
・開催日時 : 2月上旬~3月3日
・スケジュール : 展示時間は施設、店舗の営業時間内
・イベント内容 : 雛めぐり、雛流しなど
・備考 : 町並みには104棟の登録文化財があります。
*開催場所、日時、内容等は年によって異なる場合があります。

*** 真壁のひなまつりの写真 ***

真壁のひなまつりの写真
一番賑やかな通り

土日は歩行者天国になります

真壁のひなまつりの写真
さりげなく飾られるお雛様

立派な展示もいいけど、こういうさりげないのも好きです。

真壁のひなまつりの写真
真壁を代表する潮田家のお雛様

旧家らしく時代ごとに並んでいました。

真壁のひなまつりの写真
土蔵の展示?だったかな・・・

素晴らしい展示だったのですが、どこか忘れてしまいました。

真壁のひなまつりの写真
伊勢屋旅館の座敷飾り

ここもいいものが揃っています。

真壁のひなまつりの写真
桜井精肉店の享保雛

何でこんなところに・・・と思っても口に出さないように。
本当に真壁は古いお雛様が多いです。

真壁のひなまつりの写真
石彫り屋さんの展示

いつも賑やかな展示です。裏の広場には石雛もあります。

真壁のひなまつりの写真
琴の演奏とお雛さま

酒屋さんの展示だったはず・・・

真壁のひなまつりの写真
雛流し前の神事

神職によってお祓いが行われます。

真壁のひなまつりの写真
雛流しの様子

子供たちが楽しそうに流していました。

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* 真壁のひなまつりについて *

筑波山の北側に真壁という小さな町があります。現在は合併により桜川市真壁町となりましたが、古くから蔵の町として有名で、江戸時代から明治・大正に建てられた蔵や門など104棟の登録文化財が残っています。この古い町並みを持つ真壁では、2003年から「寒い中、真壁に来てくれた人をもてなそう」といった趣旨で旧家の人たちが中心となって「蔵の街・真壁のひなまつり」が始まりました。

当時は民家におひな様を展示して、それを巡り歩くといった雛巡りはあまり一般的ではなかったものの、町の雰囲気とおもてなしの心が相成って、気がつくとすっかりと関東で有名なひな祭りの一つに数えられるようになってしまいました。それは町をあげてのイベントであるのと、町自体の持つ散策の価値が高いことがあげられるのではないでしょうか。とっても雰囲気のよいひな祭りで、期間中に10万人以上訪れるというから驚きです。

真壁のひなまつりは2月上旬~3月3日までの期間で行われます。基本的には期間中に祭りに参加する方の家や店先そして蔵の中に色んなひな人形飾り公開し、それを見て回るといったイベントです。協力する店やお宅が171軒もあるというから本当に町全体で盛り上がっているといった感じです。こういった雛巡りの良さは町並みとひな人形とを一緒に見て回れる事です。普段では文化財となっている古く立派な家でも他人の家なので外から眺めるだけなのですが、公開されている場合はこのひな祭りの期間ならお邪魔しますと中も見学できてしまいます。だから期間中の散策はとてもお得なのです。

また期間中の土日にはメイン通りは歩行者天国となり、多くの出店が出てとっても活気があります。土地のものが安く手に入ったり、特別メニューのランチがあったりと、散策の楽しみが広がります。その他、期間中には「人形浄瑠璃 」「ぶらっと真壁着物deひな祭り」といったイベントなどもあります。

最終日の3月3日のひな祭りの日には近くの小野川で流し雛が行われます。小学生を中心とした子供たちが中心で、ひな祭りのフィナーレを飾るといった感じです。ちなみに3月2日の夜には宵雛といってお雛様のライトアップが地元の人の間でひっそりと行われています。ライトアップされたお雛様もまた風情があっていいもののようです。

感想としてはとっても雰囲気のいいひな祭りでした。私にとってはここの雛祭りを訪れて、他の雛祭りも訪れてみようと思い始めた雛祭りの原点でもあります。やはり潜在的に持つ町並みの良さ、そして落ち着いた雰囲気、更には古き良き町の持つもてなしの良さなどがここの特徴となるのでしょうか。お雛様自体も古いものが多かったのにはちょっと驚きました。

ただ話を聞くと、近年はちょっと有名になりすぎてしまった弊害もあるとか。あまりにも大勢観光客が訪れるようになり、それに伴いマナーの悪い観光客も増えて個人のお宅を解放するのも大変だとか聞きました。まあ人が増えるとそうなるのもしょうがないですね。個人のお宅を訪れる際にはマップに記載されているから入れるのが当り前ではなく、見せてもらっているといった気持ちを忘れないようにしましょう。

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<風の祭事記 真壁のひなまつり 2012年1月初稿 - 2016年2月改訂>