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風の祭事記

風の祭事記 ~祭り、イベント訪問記~

成田太鼓祭

日本屈指の太鼓祭となる成田太鼓祭では、関東を中心とした有名な和太鼓や伝統音楽のチームが集結し、賑やかな演奏とパフォーマンスで盛り上げります。

・場所 : 成田山新勝寺と成田山表参道一帯
・開催日時 : 4月上旬の土日
・スケジュール : 千願華太鼓(土日)、成田山千年夜舞台(土曜)、太鼓パレード(日曜)
・備考 : かなり混雑します。
*開催場所、日時、内容等は年によって異なる場合があります。

*** 成田太鼓祭の写真 ***

成田太鼓祭の写真
千願華太鼓の全景

本堂前の広場が演奏者で埋め尽くされます。

成田太鼓祭の写真
千願華太鼓で演奏する人達

とても彩り鮮やかです。

成田太鼓祭の写真
楽しそうに演奏する人たち

息が合った演奏はかなりの迫力です。

成田太鼓祭の写真
千年夜舞台の会場

夕方から演奏が始まります。

成田太鼓祭の写真
本堂前のステージ

本堂の前に特設のステージが設置されます。

成田太鼓祭の写真
千年夜舞台

独特の雰囲気があって素晴らしいです。

成田太鼓祭の写真
山門前のステージ

期間中は幾つかステージが設置されます。

成田太鼓祭の写真
太鼓パレードの様子1

独特な民族衣装で参加する人達もいます。

成田太鼓祭の写真
太鼓パレードの様子2

参道をチームごとに練り歩きます。

成田太鼓祭の写真
太鼓パレードの様子3

観客と一体となって盛り上がる団体もあります。

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* 成田太鼓祭について *

成田といえば成田国際空港、成田山新勝寺が有名です。多くの人が成田と聞くとすぐに思い浮かべるのではないでしょうか。そして三つ目を上げるとするなら、これは人それぞれかと思いますが、成田太鼓祭を上げる人も多いかと思います。成田太鼓祭は毎年4月中旬の週末に行われる和太鼓の祭典で、関東で一番規模が大きく、人気のある太鼓の祭典・・・のはずです。その規模たるや、成田市の人口が約12万5千人ですが、太鼓祭が行われる二日間の観客動員数が20万と人口以上の人が押しかける計算となります。様々なイベントが行われるので観光客に人気のイベントとなっていますが、それは太鼓を演奏するチームにとってもそれは変わらなく、それなりに実績がないと出場できないので、太鼓を叩く人には憧れのイベントにもなっています。出場できたならプロフィールに成田太鼓祭に出場と誇らしげに書けるような位置づけになるとか言っていました。ただそんなことよりも多くの観客の前で、そして雰囲気のいい場所で演奏できることの方が重要かもしれません。

成田太鼓祭は成田山に太鼓が関係があったり、古くから地域に太鼓にまつわる言い伝えがあるといったものではなく、成田山表参道の一町内会が太鼓で地域や参道を盛り上げられないだろうかと始めたイベントがきっかけでした。最初は「感動成田劇場第一幕」と名付けられた小さなイベントでしたが、表参道を一つの劇場に見立て、演奏者や観客などの全てが出演者として参加するといったコンセプトに共感する参加者や見学者、地元の人が増え、年を重ねるごとにイベントの規模が大きくなっていきました。平成15年には現在の「成田太鼓祭」という名称に改められ、より太鼓主体のイベントであることと、わかりやすい名称から知名度も上がっていきました。今では太鼓を叩く人だけではなく、太鼓を聞かない人でも訪れてみたいと思えるような魅力的なイベントといった存在です。ちなみに第13回ふるさとイベント大賞の優秀賞も受賞しています。

成田太鼓祭は土日の二日間に渡ってイベントや太鼓の演奏が行われます。会場は成田山新勝寺とその参道になります。基本的には二日間にわたり成田山表参道に設けられた各所ステージにて出演団体が演奏を行うといったもので、一ステージが30分、やはり人気のある団体の演奏は混み合います。その他にも魅力的な太鼓のイベントがあり、両日とも朝10時から成田山新勝寺の大本堂前の広場で「千願華太鼓」が行われます。これはオープニングイベントとして開催されるもので、出演者全員、およそ700名の演奏者が集合し、一斉に太鼓演奏するといった壮大で、迫力あるイベントです。このイベントでは各太鼓チームが紹介され、最後に千願華太鼓のために作曲された「平和の祈り」が全員で演奏されます。とてもおすすめのイベントなのですが、見る場所が限られてしまうのが残念なところです。

土曜限定のイベントとしては「千年夜舞台」といったものがあります。各所のステージが終わった夜に行われる夜祭的なもので、これも成田山新勝寺の大本堂前の広場で行われます。本堂の前に特設舞台が設置され、こだわった照明に照らされる舞台はとても雰囲気がよく、太鼓の演奏が一層素晴らしいものに感じます。本堂を背景にしているのもいい感じです。設置された観客席で見るのには料金がかかりますが、後ろの方から見る分には無料です。でもやはり落ち着いて鑑賞したい方は座って見る方がいいかと思います。

日曜日には太鼓祭のフィナーレ的なイベントとして参道を太鼓チームが太鼓を叩いたり、踊ったりとパフォーマンスをしながら太鼓パレードを行います。さすがに和太鼓は鼓笛隊のような小さな太鼓ではないので、パレードしながら太鼓を叩くのにはちょっと無理があるので、お囃子のような道中であったり、エイサーのような太鼓隊だったり、それぞれのアイデアでパレードを盛り上げている感じでした。パレードで目立つのは独特の民族衣装を着て太鼓を演奏する外国人団体です。独特な楽器やリズムで奏でる様子は和太鼓とは異なり、また別の太鼓の良さ、或いは太鼓の世界共通性を感じることでしょう。そしてさりげなく国際色豊かなのはやはり国際空港のお膝元なんだなと感じてしまいます。

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<風の祭事記 成田太鼓祭 2012年3月初稿 - 2016年2月改訂>