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風の祭事記 ~祭り、イベント訪問記~

中山のおひなまつり(市川)

日蓮宗大本山の法華経寺へ続く中山参道商店街では小規模ながらひな祭りが行われ、季節感を感じる散策を行うことができます。

・場所 : 中山参道商店会など、清華園(市川市中山4-14-1)
・開催日時 : 2月中旬から3月3日
・スケジュール : 展示時間は施設、店舗の営業時間内
・備考 : ーーー
*開催場所、日時、内容等は年によって異なる場合があります。

*** 中山のおひなまつりの写真 ***

中山のおひな祭りの写真
清華園の吊し雛とお雛様

メイン会場で多くの人形が飾られています。

中山のおひな祭りの写真
清華園の創作ひな人形

小さいながら凝った人形が多かったです。

中山のおひな祭りの写真
空き店舗を利用した展示

空き店舗の有効活用ってやつですね。

中山のおひな祭りの写真
法華経寺

有名なお寺なのでこの機会に。

中山のおひな祭りの写真
雑貨屋に並ぶひな人形

一般店舗では小規模な展示が多いようでした。

中山のおひな祭りの写真
食堂に飾られる人形と店に入ろうとする猫

猫と目が合ってしまいました・・・。

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* 中山のおひなまつりについて *

千葉県市川市の中山といえば、中山競馬場。そして有馬記念!と若かりし頃の私なら即答したのですが、近年の私的には中山といえば日蓮宗大本山の法華経寺となります。

法華経寺といえば11月1日から2月10日まで行われる寒百日大荒行という世界三大荒行の一つと言われているとか、言われていないとかのきつい修行が有名です。荒行堂にこもり、一日7回の水行を行い、睡眠は3時間、食事はお粥、そしてひたすらお経を読み続けるといったもののようです。

話を聞くと、最初の内はまだ少し暖かい時期なのですが、後半の1月、2月ともなると早朝は気温よりも水温の方が温かく、水から立ち上る湯気を見るとやるせなくなるとか言っていました。修行が明けると都内などの寺で水行を行います。幾つかそういった水行を見て、いつかは法華経寺を訪れたいと思っていたところ、ちょうど船橋まで行く用事があったので、そのついでに立ち寄ってみると、参道でひな祭りを行っていました。

京成中山駅から法華経寺まで中山参道商店会が続いています。「中山のおひなまつり」はこの参道商店会を中心に2月中旬からひな祭りの日あたりまで行われます。主催は中山参道商店会と参道の途中にある清華園を管理する市川市文化振興財団で、平成23年から始まったひな祭りです。まだ始まったばかりだし、規模も大きくないので、知名度はほとんどないかと思います。

内容は中山参道商店会の20店舗が参加し、店舗の店先や店内に趣向を凝らした雛人形が飾られるといった雛めぐり的なものと、中山法華経寺の本院入り口に七段飾りが置かれたり、参道の途中にある清華園の建物内に複数の七段飾りやつるし雛、創作雛が展示されるといったものです。有料になりますが、吉澤野球博物館で人形作家である朝原由紀子コレクションが展示されていました。これは毎年なのか分かりませんが、興味があれば訪れてみるのもいいかと思います。

イベント的にはひな祭りに近い週末に清華園で雛人形を楽しみながらのお茶席(一服100円でお菓子つき)が行われます。また中山おひな様めぐりミステリーツアーという企画も一日あり、なんでも普段入れない場所に入れるとか入れないとかミステリアスなツアーも行われているようです。

この「中山のおひな祭り」はとても小さなイベントです。清華園の展示と、商店会にある空き店舗を利用した展示以外は大掛かりな展示はなく、店先や店の中にアクセント的にちょこっと飾ってある程度です。ですから訪れる方としてはわざわざ入ろうか、気まずいからやめようかと微妙なところです。なにより普通の商店街っぽいので、普通のクリーニング屋にお雛様を見せてくださいとなかなか気楽に入りにくい、いや入るよりも出にくいものです。

ただ話を聞くと、気にしていないので気楽に入ってくださいと言われました。なんというか、ひな祭りの時期なので商店街にお雛様を飾ることで季節感を出して参拝客をおもてなしをしようといった趣旨のひな祭りとなるのでしょうか。

清華園の展示は7段飾りが三つあり、その廻りを吊し雛がつるされ、また創作ひな人形が展示されていたりとちょっと凝った感じのする展示となっています。展示してある吊し雛は商店会の女性の方々が一年かけて作った自慢のものとなるようです。そして展示してある創作ひな人形を作ったのが先生になるようです。

法華経寺の展示は建物自体が大きいので、7段雛飾りも存在感が薄く、とても小さく見えてしまうといった感じでした。参道の途中にある空き店舗では丸っこい顔の京雛が展示されていたり、ショウケースに入るような小さなひな人形があったりと小さいスペースですがこぎれいな感じで展示されていました。どうしても商店街の規模が小さく、こういった空き店舗を利用してもこの程度の展示がやっとのようです。

訪れたときはまだ二回目の開催。本当は取手のようにやりたいとおっしゃっていたので、今後そのやる気次第ではもうちょっと大きなイベントになっていくのかもしれません。今は自分たちの背丈にあったというか、小さいながらも一生懸命さが伝わるひな祭りなのかなといった印象を持ちました。さすがにこのひな祭りを目当てに訪れるのは微妙なところかと思いますので、法華経寺を訪れるついでにお雛様を見ながら参道を散策するのがいいのではないでしょうか。

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<風の祭事記 中山のおひなまつり 2012年3月初稿 - 2016年2月改訂>