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さわら雛めぐりのポスター

風の祭事記 ~祭り、イベント訪問記~

さわら雛めぐりと雛舟

利根川の水運で栄えていた佐原のひな祭りと運河を利用した雛舟はとても佐原らしい行事になっています。

・場所 : 佐原駅から小野川を中心とした歴史保存地区一帯
・開催日時 : 2月中旬から3月終わりまで
         (3月中旬頃にさわら雛舟と小江戸さわら春祭りが開催)
・スケジュール : 展示は各店舗や施設の営業時間による。
・備考 : ーーー
*開催場所、日時、内容等は年によって異なる場合があります。

*** さわら雛めぐりと雛舟の写真 ***

さわら雛めぐりの写真
町並み交流館の展示

山車にちなんだ人形も多く展示してあります。

さわら雛めぐりの写真
並仲商店のお雛様

絵に囲まれ純和風といった味のある展示でした。

さわら雛めぐりの写真
東薫酒造の展示

蔵の二階を利用して展示していました。

さわら雛めぐりの写真
同じくカルタをしているお雛様

展示に工夫をこらしたそうです。

さわら雛めぐりの写真
正文堂と店先に飾られるお雛様

元々は本屋さんでした。

さわら雛めぐりの写真
川沿いに飾られるお雛様

佐原といった感じです。

さわら雛舟と小江戸さわら春祭り

さわら雛めぐりの写真
小野川を進む雛舟

多くの人が訪れていました。

さわら雛めぐりの写真
雛舟が進む様子

とても佐原らしい風景です。

さわら雛めぐりの写真
山車と雛舟

なかなかいい風景です

さわら雛めぐりの写真
人間雛飾り?

最後にステージに並んで記念写真を撮っていました。

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* さわら雛めぐりと雛舟について *

千葉県香取市の佐原は利根川の水運を利用して「江戸優り(えどまさり)」といわれるほど栄えていた町で、その面影を残す町並みが小野川沿いや香取街道に今でも残っています。特に小野川沿いの町並みは当時水運を利用していた様子が色濃く残っていて、佐原の特徴となっています。このような町並みは国の「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されていて、多くの観光客が訪れます。

また地図の制作で知られる伊能忠敬ゆかりの町であることも有名でしょうか。17歳から50歳まで30年余りを過ごした国指定史跡の伊能忠敬旧宅も小野川沿いにあったり、資料や地図作成に使用された道具などが展示してある伊能忠敬記念館もあります。

その佐原では2月初旬から3月下旬頃まで「さわら雛めぐり」と名付けられたひな祭りが行われます。名前の通り、観光案内所、醸造蔵、古い町並みにある商家などに飾られているお雛様を巡るといったものです。近年ではその行事の一環としてさわら雛舟や春祭りが行われるようになりました。

佐原の雛祭りが始まった頃は特に大きなイベントがあるわけでもなく、お雛様の方も町並みのように江戸時代の古いお雛様が多いというわけでもなく、多くの店で飾っているわけでもありませんでした。付近の地域が雛まつりや雛めぐりを利用して町興しや地域活性化と力を入れているのに、ここは普段から観光客が多いからマイペースなのかな・・・といった印象でした。

確か2013年からだったと思いますが、佐原の特徴である運河を利用して、時代衣装や稚児衣装に身を包んだ一行が舟に乗って進む、雛舟が行われるようになりました。これは大盛況で、この日はとても多くの人が多く訪れます。その日には夏と秋に行われる国の重要無形民俗文化財に指定されている「佐原の大祭」の山車も少しだけ運行され、佐原らしい一日を堪能できます。

雛めぐりの方は現在の状況はわかりませんが、昔訪れたときの一番の見所は観光案内所の町並み交流館で、普段からここには色々な人形が展示してあるのですが、雛めぐり期間中には多くのお雛様が展示されます。高そうな・・・いや、立派なお雛様も幾つかあります。

東薫酒造の2階の蔵の展示も気合いが入っています。付近の人々から寄贈されたものが展示されていて、中にはカルタをしているお雛様といったような遊び心を取り入れた展示もされています。なんでも元々と足りなかった上に震災でお雛様がぐちゃぐちゃになってしまって、だったらこういった展示にしようと考えたそうです。その他街道と小野川の角にある中村屋にあるお雛様は古いものらしいです。

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<風の祭事記 さわら雛めぐりと雛舟 2010年3月初稿 - 2016年2月改訂>